イギリス王室のハリー王子とアメリカ人女優のメーガン・マークルさんの結婚式まで1か月となり、首都ロンドンでは記念品などの商戦が本格化しています。
チャールズ皇太子の次男、ハリー王子とマークルさんは、来月ロンドン郊外にあるウィンザー城の礼拝堂で結婚式を挙げることになっています。
式まで1か月となった19日、ロンドン市内では、イギリスの陶器メーカーが記念のマグカップの販売を開始しました。カップには、気さくな人柄で知られるハリー王子とマークルさんをイメージしたという、「自由」とか「寛大な心」といった言葉がイギリス国旗と同じ赤と青で描かれています。
マークルさんは、すでにハリー王子とともに公務を行い市民と交流を深めていて、店を訪れた客は「マークルさんの人柄を知るようになりましたが、カップの言葉は2人をよく言い表しています」とか、「国をあげて2人を祝福し、マークルさんを温かく受け入れたい」などと結婚式を心待ちにした様子で話していました。
イギリスの調査会社は、旅行客の増加や結婚式を祝うパーティーなどの消費の拡大で、およそ5億ポンド(760億円余り)の経済効果が見込まれると試算しており、ウエディング商戦は今後一層熱を帯びることになりそうです。
-- NHK NEWS WEB