20日夜、千葉県流山市で会社員が背中を刺されて重傷を負った事件で、傷は肺にまで達する深さだったと見られることが捜査関係者への取材でわかりました。現場からは自転車で走り去る人物が目撃されていて、警察は、通り魔事件と見て捜査するとともに、機動隊員ら130人を出して警戒を続けています。
20日午後6時40分ごろ、千葉県流山市東初石の路上で市内に住む会社員、原敏昭さん(58)が刃物のようなもので背中を刺されて重傷を負い、病院で手当てを受けています。原さんは現金などは奪われておらず、一時、意識がない状態になりましたが、意識は回復しつつあるということです。
原さんは肩甲骨の付近を1か所、刺されていますが、その後の調べで、傷は肺にまで達する深さだったと見られることが捜査関係者への取材でわかりました。
警察によりますと、原さんは「痛いと思ったときに自転車が通り過ぎていった」と話していて、近くにいた女性も自転車が走り去るのを目撃しているということです。
自転車で走り去った人物は北に向かって逃げたと見られていますが、性別や年齢などはわかっていません。
警察は、帰宅途中に突然背後から襲われた通り魔事件と見て、捜査員50人態勢で捜査を進めるとともに、機動隊員ら130人を出して警戒を続けています。
-- NHK NEWS WEB