アメリカで今月17日、飛行中の旅客機のエンジンが大破し1人が死亡した事故を受け、国土交通省は同型機のエンジンを緊急点検するよう国内の航空会社に指示しました。
アメリカで今月17日、サウスウエスト航空のボーイング737型機が、飛行中に左のエンジンが大破して客室の窓が割れ、乗客乗員149人のうち1人が死亡、7人がけがをしました。
この事故を受け、国土交通省は21日、国内の航空会社に対し、ボーイング737型機のエンジンの緊急点検を行うよう指示しました。具体的には、エンジンに空気を取り込むファンの部分に付いている「ブレード」と呼ばれる金属製の羽根に傷がないか、超音波を使って調べるよう求めています。
国土交通省によりますと、国内で運用されているボーイング737型機のほとんどが点検対象で、日本航空、全日空、スカイマーク、ソラシドエア、エア・ドゥ、日本トランスオーシャン航空、春秋航空日本の7社、合わせて152機に上ります。
点検の期限はことし8月末までで、航空各社は「直ちに欠航便が出ることはないものの、今後の影響については詳しく調べたい」としています。
-- NHK NEWS WEB