20日、千葉県流山市で会社員の男性が背中を刺されて重傷を負った事件で、男性は「無言で襲われた」と説明していることがわかりました。現場近くにいた人たちも言い争うような声は聞いておらず、警察は、何者かが男性に背後から近づき突然襲った通り魔事件と見て捜査しています。
20日の夜、千葉県流山市東初石の路上で、市内に住む会社員、原敏昭さん(58)が刃物のようなもので背中を刺されて重傷を負い、病院で手当てを受けています。
警察によりますと、原さんは「痛いと思ったときに自転車が通り過ぎていった」と話していますが、その後の調べで、「何者かに突然、無言で襲われた」と説明していることがわかりました。
また、現場から十数メートル離れた公園には当時高校生4人がいましたが、言い争うような声や不審な物音は聞いていなかったということです。現場からは自転車で走り去る人物が目撃されていますが、性別や年齢などはわかっておらず、凶器も見つかっていないということです。
警察は、何者かが自転車で原さんに背後から近づき突然襲った通り魔事件と見て捜査を進めるとともに、現場付近に機動隊員らを出して警戒を続けることにしています。
-- NHK NEWS WEB