神戸市の新名神高速道路の建設現場で橋桁が落下して、作業員2人が死亡、8人が重傷を負った事故から2年になり、遺族の要望で作られた再発防止を誓う石碑の設置式が行われました。
神戸市北区の新名神高速道路の建設現場では、おととしの4月22日に、長さ120メートル、重さ1350トンほどの橋桁が落下して、作業員2人が死亡し、8人が重傷を負いました。
現場では22日、西日本高速道路や工事を請け負った建設会社、横河ブリッジの経営幹部など15人が集まり、黙とうをささげました。そして、遺族からの要望で作られた再発防止を誓う石碑の設置式が行われ、横河ブリッジの役員が「安全管理の体制強化を継続し、事故を風化させないようにしたい」と述べました。
石碑の近くは、ふだん一般の人が立ち入ることはできませんが、遺族など関係者から要望があれば立ち入りを認めるということです。
この事故では、横河ブリッジの現場所長ら4人が安全対策を怠ったとして、業務上過失致死傷の疑いで先月、書類送検されています。
-- NHK NEWS WEB