JR西日本は、線路周辺や車両基地などでの労働災害を防ぐため、社員向けの安全教育にバーチャルリアリティーの映像を見ながら危険につながるケースを理解してもらう研修を導入することになりました。
研修はバーチャルリアリティーの映像を見ることができる専用のゴーグルを装着して行われます。
映像では、作業員が鉄橋での作業中、命綱を使用しなかったために川に転落する場面や、車両基地内で線路を渡る際、左右の指さし確認を怠ったために列車にはねられる場面など、現場で危険につながるケースを疑似体験できるようになっています。
こうした体験をすることで、安全への意識を高め労働災害の防止につなげるのが狙いです。
JR西日本では、来月から社員向けの安全教育にこうした研修を導入する予定で、グループ会社なども含め、鉄道事業に従事する社員およそ3万5000人が対象になるということです。
-- NHK NEWS WEB