混雑するレジでいらいらすることがなくなるかもしれません。大手コンビニがスマートフォンで商品のバーコードを読み取るだけで、レジを通らずに支払いを終える、新たなシステムを試験的に導入しました。
ローソンは23日から都内の3つの店で新しい支払いシステムの実証実験を始めました。
利用客がスマホの専用アプリで購入したい商品のバーコードを読み取ると、あらかじめ登録したクレジットカードなどでその場で支払いができます。
現金を使わずに支払いができるうえ、レジを通る必要がなくなり、スムーズに買い物ができると期待されています。
また店では午前1時から4時までの間、原則、スマホでの支払いのみとしてレジの無人化も試みます。
深刻な人手不足の中、会社では新たな技術を導入して従業員の負担を減らし、将来は深夜に働く従業員の数を減らすことも検討しているということです。
実証実験は来月末まで実施し、検証を行ったうえでことし9月以降本格的に導入していく方針です。
ローソンの竹増貞信社長は「ピーク時に会計を待っている間のいらいらなど、お客さんのストレスを一気に解消できると思う。先端技術によって生産性を上げ、24時間営業を守っていきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB