23日夜、名古屋市のアパートに住む無職の60歳の男が別の部屋に押しかけ、小学5年生の男の子の頭を金属製のハンマーで殴ってけがをさせたとして、殺人未遂の疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは名古屋市中川区蔦元町のアパートの1階に住む自称、無職の水谷嘉治容疑者(60)です。
警察の調べによりますと、水谷容疑者は23日午後8時すぎ、同じアパートの2階の会社員の部屋に押しかけ、室内にいた小学5年生の10歳の男の子の頭をハンマーで殴り、およそ2週間のけがをさせたとして殺人未遂の疑いが持たれています。
男の子はアパートの外に逃げ出し、たまたま近くに居合わせた非番の警察官が助けて、水谷容疑者をその場で逮捕しました。警察によりますと、ハンマーは家庭用のもので、打ちつける部分が金属製だということです。
調べに対して水谷容疑者は「殴って殺そうとしました」などと容疑を認めているということです。
当時、部屋には男の子のほかに中学3年生と中学1年生の兄がいましたが、けがはなかったということで、警察が犯行の動機や経緯について調べています。
-- NHK NEWS WEB