24日のニューヨーク債券市場は、アメリカの景気拡大が続き消費者物価が上昇するという見方から、アメリカの長期金利は一時、3%台まで上昇し2014年1月以来となる高い水準をつけました。
24日のニューヨーク債券市場は、この日発表されたアメリカの経済指標がよかったことや、主要な企業決算が市場の予想を上回ったことから、今後、景気の拡大が続きアメリカの消費者物価が上昇するという見方が広がりました。
このためアメリカの長期金利が上昇し、一時、ことし2月下旬につけた2.95%を超えて3%台まで上昇し2014年1月以来の高い水準となりました。
長期金利は企業の資金調達や住宅ローンの金利などに影響するため、急な上昇は景気に悪影響を与えるとして、2月の世界同時株安を招くきっかけとなりました。
市場関係者は「原油価格が上昇傾向を見せていることも、物価が高まるという見方を強めている。今のところ株式市場は大きく反応していないが、長期金利の急な上昇が続くとマイナス面に焦点が当たり、売り注文が増える可能性がある」と話しています。
-- NHK NEWS WEB