将棋アプリなどAIを活用したサービスを展開している「HEROZ」は、今月20日に東証マザーズに株式を上場後、買い注文が殺到し、24日になって最初の価格、初値がつきました。初値をもとにした時価総額は1600億円余りとなり、ことしに入り最大の上場となりました。
将棋アプリなどAIを活用したサービスを展開している東京のベンチャー企業「HEROZ」は、今月20日に新興企業向けの市場、東証マザーズに上場しました。
成長への期待から、初日から買い注文が殺到して取り引きが成立しない状況が続いていましたが、上場後3営業日目となる24日午後、売り出し価格の4500円に対して、10倍以上となる4万9000円で初値がつきました。
初値をもとにした時価総額は1633億円となり、ことしに入り最大の上場となりました。
「HEROZ」は、プロの棋士にも勝つAIとして知られる「Ponanza」を搭載した将棋のアプリのほか、チェスや囲碁のアプリが人気を集め、業績を伸ばしています。
会社では、将棋アプリで培ったAIの技術を、金融や建設などビジネス向けに活用していく開発を進めていて、上場で得た資金は優秀なエンジニアの獲得などに充てるとしています。
-- NHK NEWS WEB