全日空は、来年春に導入予定の世界最大級の旅客機「A380型機」に、最大4つの座席をつなげられる“ベンチ型”のシートを設けることになりました。
「A380型機」は、ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスが製造する世界最大級の旅客機で、全日空は、来年春、3機をハワイ便に導入する計画です。
発表によりますと、座席は520席で、現在ハワイ便の主力である機体の2倍以上になります。
また主に家族の利用を想定して、国内の航空会社で初めて最大4つの座席を横につなげられる“ベンチ型”のシートのほか、授乳やおむつ交換ができる多目的ルームを設けます。
さらに機体の大きさを生かして、エコノミークラスにもバーカウンターを設け、子ども用の飲み物や菓子の品ぞろえを充実させるということです。
全日空は、日本航空に比べてハワイ便の便数が少ない一方、平均搭乗率は90%を超えていて、新型機の導入で輸送人員を増やし、路線を強化したい考えです。
-- NHK NEWS WEB