利用者が集めたさまざまな情報を投稿する、いわゆる「まとめサイト」の1つ「NAVERまとめ」で、新聞社などのサイトから無断で転載された写真や画像がおよそ34万件あったことがわかり、運営会社はこれらをすべて削除する措置をとりました。
「NAVERまとめ」は、一般の利用者が集めた情報を投稿する人気のサイトで、投稿した人にはアクセス数に応じて奨励金が支払われる一方、無断転載が問題となっています。
運営会社の親会社にあたる通信アプリ大手の「LINE」によりますと、朝日新聞や読売新聞、それに共同通信など、大手新聞社や通信社7社から申し入れを受けて調べたところ、掲載されている写真と画像およそ2700万件のうち、およそ34万件が新聞社のサイトなどから無断で転載されたものだったことがわかりました。
このため、これらの写真と画像をすべて削除するとともに、今後の無断転載を防ぐため、7社のニュースサイトなどから「NAVERまとめ」への投稿を制限することを決めました。
34万件もの無断転載について、LINEは「サービスを提供する立場として誠に遺憾です。無断で転載された情報の検出、削除・転載防止に努め、知的財産の保護への対策を推進してまいります」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB