再来年の東京オリンピックとパラリンピックに参加する国と地域をイメージした100着の着物を披露するファッションショーが、福岡県久留米市で、開かれました。
ファッションショーは、高校生などがモデルとなって久留米市内のホールで開かれました。
披露された100着の着物は、日本を訪れる外国人をもてなそうと久留米市の呉服店が企業などから寄付を募ったうえで、京都の西陣や加賀友禅で知られる金沢など全国の産地に呼びかけてつくられました。
1着ごとに特定の国や地域を表現していて、フィジーの着物は熱帯の魚がラグビーをしているかのように。インドの着物はゾウや歴史的な建造物のタージマハルが描かれています。
ファッションショーを訪れた60代の女性は、「それぞれの国の特徴を捉え、色づかいもきれいで世界の人たちに見てもらいたいです」と話し、30代の女性は「私たちも着物を見て、世界の国や地域を知るよい機会になります」と話していました。
着物は、東京オリンピックとパラリンピックに参加する196の国と地域、すべての分がそろう予定で、企画した呉服店は開会式などで活用してほしいとしています。
-- NHK NEWS WEB