アメリカ第4位の携帯電話会社でソフトバンクグループの子会社のスプリントと第3位のTモバイルUSは、経営統合することで合意したと発表しました。
ソフトバンクグループの子会社でアメリカ第4位の携帯電話会社スプリントと、ドイツテレコムの子会社でアメリカ第3位のTモバイルUSは29日、経営統合することで合意したと発表しました。
発表によりますと統合は株式交換で行い、新会社の名前はTモバイルとなります。
統合が実現しますと、契約者はおよそ1億人となり、首位のベライゾン・コミュニケーションズと2位のAT&Tに迫る規模となります。
TモバイルUSのジョン・レジャーCEOは、スプリントのマルセロ・クラウレCEOとともに動画を公表し、「より力強い会社を作るために力を合わせることにした」と述べました。
スプリントとTモバイルUSはこれまでにも統合を検討してきましたが、2014年にはオバマ前政権下の規制当局の承認が得られないとして交渉を打ち切ったほか、去年11月には親会社のソフトバンクとドイツテレコムが統合後の新会社の経営権をめぐって折り合うことができず、断念しました。
両社は、新たな通信方式5Gへの投資が膨らむことから単独で勝ち残るのは難しいと判断したと見られ、今後は当局の承認が得られるかどうかが焦点となります。
-- NHK NEWS WEB