中東を歴訪している安倍総理大臣は、日本時間の30日未明、最初の訪問国、UAE=アラブ首長国連邦に到着しました。首都・アブダビでのムハンマド皇太子との会談では、エネルギーをはじめ幅広い分野で戦略的な協力関係を深めることを確認したい考えです。
29日、日本を出発した安倍総理大臣は、中東のUAE=アラブ首長国連邦、ヨルダン、イスラエル、パレスチナ暫定自治区を訪れ、各国の首脳らと会談することにしていて、日本時間の午前1時半すぎ、最初の訪問国UAEの首都アブダビに到着しました。
到着後、安倍総理大臣は、UAEの建国の父とされる故・ザーイド初代大統領の記念碑を視察しました。
安倍総理大臣は、日本時間の30日夕方、UAEを構成するアブダビ首長国のムハンマド皇太子と会談することにしています。
会談では、アブダビにある海上油田に対する日本企業の権益が更新され、40年間延長されたことに謝意を伝えるとともに、両国がエネルギー分野だけでなく、教育や医療、それに宇宙開発など幅広い分野で戦略的な協力関係を深めることを確認したい考えです。
また、南北首脳会談を受けて、北朝鮮の完全な非核化を実現するために最大限の圧力を維持するよう呼びかけることにしています。
-- NHK NEWS WEB