中東を歴訪している安倍総理大臣は、日本時間の1日未明、2番目の訪問国ヨルダンに到着しました。アブドラ国王との首脳会談では、長引くシリア問題での支援の継続など、中東の安定化に積極的な役割を果たす考えを伝えることにしています。
中東を歴訪している安倍総理大臣は、最初の訪問国UAE=アラブ首長国連邦でムハンマド・アブダビ皇太子と会談し、日本企業が持つ海上油田の権益が更新されたことに謝意を伝えるとともに、先端科学技術や防衛など幅広い分野で協力を拡大し、両国の戦略的関係を強化する共同声明を発表しました。
このあと安倍総理大臣は、日本時間の1日午前零時すぎ、2番目の訪問国ヨルダンの首都アンマンに到着し、夕方、アブドラ国王やムルキ首相と会談します。
会談で、安倍総理大臣は、多くのシリア難民を受け入れているヨルダンの安定に貢献するため、生活インフラの整備に協力する意向を表明するほか、パレスチナの経済的自立に向けた日本独自の支援を進め、ヨルダンと連携して中東和平の実現を目指す考えを伝えることにしています。
また北朝鮮問題では、核やミサイルの放棄に向けた具体的な行動を引き出すため、圧力の維持などで連携していくことを確認したい考えです。
-- NHK NEWS WEB