アメリカのホワイトハウスは、ムニューシン財務長官やライトハイザー通商代表を中国に派遣し、3日から通商政策について協議すると発表し、米中の貿易摩擦の解消に向けた進展が見られるか注目されます。
ホワイトハウスは先月30日、ムニューシン財務長官らを中国に派遣し、3日から通商政策について協議すると発表しました。
メンバーには、ロス商務長官やライトハイザー通商代表、国家経済会議のクドロー委員長、それに通商政策を担当するナバロ大統領補佐官など、経済や通商政策を担当する幹部が軒並み派遣されます。
ムニューシン財務長官は、アメリカのFOXテレビのインタビューで、中国には3日から2日間滞在するとしたうえで、「中国による知的財産の侵害や、現地に進出する海外企業に対して、中国側が技術移転を強制している問題などを議論する」と述べ、貿易問題について幅広く協議したいという考えを示しました。
トランプ大統領は先週、「中国の市場は開かれていない。大きな貿易の不均衡があり放置できない」として、中国に貿易赤字の削減を迫っていて、米中の貿易摩擦の解消に向けた進展が見られるか注目されます。
-- NHK NEWS WEB