仮想通貨の取り引きを装って、およそ2億円相当のビットコインを会社社長からだまし取ったとして逮捕された12人について、東京地方検察庁はこのうち、指示役と見られる会社役員ら4人を起訴しました。一方、残りの8人については不起訴にしました。
起訴されたのは東京・新宿区の会社役員、八木橋健太郎被告(32)ら4人です。
東京地方検察庁によりますと、4人は去年7月、東京・渋谷区のホテルのロビーで、仮想通貨の取り引きを装い、都内の40代の会社社長の男性から当時のレートで1億9000万円相当のビットコインをだまし取ったなどとして、詐欺の罪に問われています。
この事件をめぐっては、4人を含む12人が警視庁に逮捕されていて、これまでの調べによりますと、八木橋被告はグループの指示役と見られるということです。警視庁によりますと、これまでの調べに対し、12人はいずれも否認したり、黙秘したりしていたということです。
一方、東京地検は神戸市に住む24歳の自営業の男性など残りの8人について、不起訴にしました。理由については明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB