ロボットやAIスピーカーなど新しい技術をふんだんに活用して、日本語を話せない外国人旅行者などにも快適に過ごしてもらおうというホテルが相次いで開業しています。
このうちロボットが接客するホテルを各地で展開している大手の旅行会社は、先月27日に、東京・浜松町で新しいホテルの営業を始めました。
フロントには人型のロボットが備えられ、チェックインの手続きを英語、中国語、韓国語などで行えるようにしています。清掃作業などにもロボットを使い、ホテル業界で深刻になる人手不足の対策にもつながっているとしています。
また東京・秋葉原では、スマートフォンの端末を操作したりAIスピーカーに話しかけたりすることで、照明や空調、カーテンの開け閉めなど、あらゆる操作を行えるホテルが営業しています。
日本語が話せなくても利用できるうえ、新しい技術をふんだんに使ったホテルの滞在を体験してみたいと宿泊客のおよそ80%は外国人旅行者だということです。
日本を訪れる外国人旅行者が増える中、ホテル業界ではロボットやいわゆるIoT技術などを活用して、日本語の話せない旅行者向けにサービスを充実させようという動きが広がっています。
-- NHK NEWS WEB