レズビアンやゲイなど性的マイノリティーの人たちへの理解を深めようという国内で最大規模のパレードが東京・渋谷で行われました。
このパレードは、LGBTと呼ばれるレズビアンやゲイなど性的マイノリティーの人たちが差別や偏見にさらされない社会の実現を目指して、毎年、行われています。
7回目となることしは、同性愛の人や心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人、それに支援者たちが、渋谷や原宿の繁華街を練り歩きました。
参加者は、性の多様性を象徴するレインボーカラーの旗やプラカードを掲げて、さまざまな人が互いを認め合う社会の大切さを訴えました。
主催者によりますと、ことしは企業や大使館などこれまでで最も多い37のグループが参加したということです。
また、代々木公園では、性的マイノリティーの人たちを支援する企業やNPOなどが159のブースを出し、多くの人が訪れました。
パレードに参加したバイセクシャルの26歳の女性は「多くの人が手を振ってくれて温かく迎え入れてくれていると感じました。お互いに思いやりを持って接していくことが、よりよい社会につながると思います」と話していました。
-- NHK NEWS WEB