5日、新潟県阿賀野市にある五頭連峰に登山に出かけたまま会社員と小学生の親子2人が下山せず、警察や消防は、2人が遭難したと見て行方を捜しましたが、今のところ見つかっていません。警察などは、8日早朝から再び捜すことにしています。
遭難したと見られるのは、新潟市北区の会社員、渋谷甲哉さん(37)と長男で小学1年の空君(6)です。
警察によりますと、2人は、5日、新潟県阿賀野市にある五頭連峰に登山に出かけていましたが、夕方になって「道に迷ったのでビバークする」と家族に携帯電話で連絡がありました。
6日朝には「これから下山する」と再び電話がありましたが、その後、連絡が取れなくなり、警察や消防は、2人が遭難したと見て行方を捜しています。
警察や消防は、当初、家族などの話から、標高582メートルの赤安山と標高524メートルの扇山の登山道を中心に捜しました。
しかし、その後、2つの山より標高が高く、北東にある、標高954メートルの松平山のふもとの登山口で渋谷さんの登山届が見つかったということです。
また、松平山に続く登山道で親子に似た2人を見たという情報もあったことから、警察などは松平山の登山コース周辺を重点的に捜しましたが、今のところ見つかっておらず、午後6時にいったん中断しました。
警察などは、8日早朝から再び親子の行方を捜すことにしています。
-- NHK NEWS WEB