毎年、年越しのカウントダウンで大勢の若者などが集まる、東京の渋谷駅周辺は、大みそかの夜から元日の未明にかけて初めて歩行者天国になります。警視庁は不測の事態を防ぐため、カウントダウンとしては最大規模の態勢で警戒に当たることにしています。
東京の渋谷駅周辺は毎年、年越しのカウントダウンのために大みそかの夜から大勢の若者や外国人などが集まり混雑しています。
ことしはイベントも行われることなどから、大みそかの午後10時から元日の午前2時まで、スクランブル交差点を中心に、初めて歩行者天国になります。
このため、警視庁は例年以上の人出が予想されるとして、テロなどの不測の事態を防ぐため、カウントダウンとしては最大規模の態勢で警戒に当たることにしています。
具体的には、ドイツの首都ベルリンの市場にトラックが突入し12人が死亡した事件などを受けて、駅周辺の道路に大型の警察車両などを置き、トラックなどの車が規制区域に侵入できないようにする措置を取ったり、銃器対策部隊から選抜した隊員で作ったERT=緊急時対応部隊を待機させたりするということです。
また、民間企業が開発した密集状況の解析システムを活用し、混雑が激しくなった場合は歩行者の通行を規制する措置も取るということで、警視庁は「警戒に万全を尽くしたい」としています。
-- NHK NEWS WEB