3日前、新潟県阿賀野市の五頭連峰に登山に出かけたまま会社員と小学生の親子2人が行方がわからなくなり、警察や消防はおよそ40人の態勢で、2人が通ったと見られる登山道近くの沢などを重点的に行方を捜しています。
遭難したと見られるは、新潟市北区の会社員、渋谷甲哉さん(37)と長男で小学1年の空くん(6)で、3日前の今月5日、新潟県阿賀野市の五頭連峰に登山に出かけましたが、6日の朝、「これから下山する」と家族に電話があったのを最後に、連絡が取れなくなっています。
警察や消防は、2人が遭難したと見て、8日も早朝からおよそ40人の態勢で行方を捜しています。
警察によりますと、今月5日の午後1時半から午後2時ごろにかけて、登山口から1時間20分ほど進んだところにある山葵山と、その先の松平山へと続く登山道で、「親子に似た2人を見た」という情報が複数の登山者から寄せられたということです。
また、2人が登山前にコンビニエンスストアで、おにぎりやカップ麺、飲み物を買っていたことが新たに確認され、ともに軽装だったということです。
松平山の山頂付近では、多いところで1メートル50センチほどの雪が積もっているほか、登山道が雪で覆われるなどして、道に迷いやすい状況になっていて、警察などは、ヘリコプターも出して2人が通ったと見られる登山道の周辺にある沢などを重点的に捜しています。
-- NHK NEWS WEB