ことし12月から始まる4Kの本放送を楽しむことができる、チューナーを内蔵したテレビが初めて発売されることになりました。
4K・8Kは画素数を大きく増やすことで今のハイビジョンよりはるかに鮮明な映像を楽しむことができるもので、ことし12月1日にNHKと民放などがBSで本放送を始めます。
東芝のテレビ事業を買収した中国メーカーの子会社は、4Kの本放送を受信できるチューナーを内蔵した初めての商品を「レグザ」のブランドで来月から発売すると発表しました。画面のサイズは43インチから65インチ、価格は13万円前後から65万円前後を想定しています。
ことし秋には、4K対応のテレビにつなげれば本放送を受信できる外付けのチューナーも発売する予定で、価格は4万円前後を想定しているということです。
メーカーなどでつくる「電子情報技術産業協会」では、国内向けに出荷されるテレビの中で4K放送に対応した製品は、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年に初めて全体の半数を超えると予測しています。
今後はソニーとパナソニックが4Kに対応した外付けチューナーを、シャープが4K対応と8K対応の外付けチューナーを、いずれも年内に発売する予定で、本放送の開始に向けてメーカーの対応が進んでいます。
-- NHK NEWS WEB