IT大手の「ヤフー」が行ったTOB=株式の公開買い付けをめぐり、インサイダー取引の疑いがあるとして証券取引等監視委員会の強制調査を受けた電子書籍配信会社の関係者の知人について、監視委員会が刑事告発を見送る方針を決めたことが関係者への取材でわかりました。
おととしIT大手の「ヤフー」が東証1部上場の電子書籍配信会社、「イーブックイニシアティブジャパン」を子会社化するために行ったTOB=株式の公開買い付けをめぐっては、配信会社の関係者の知人がインサイダー取引をした疑いがあるとして証券取引等監視委員会が去年、強制調査を行いました。
関係者によりますと監視委員会は押収した資料を分析するなどしてくわしい経緯を調査した結果、刑事責任を問うことはできないと判断し、8日までに知人の刑事告発を見送る方針を決めたということです。
-- NHK NEWS WEB