今月5日、新潟県阿賀野市の五頭連峰に登山に出かけたまま行方がわからなくなっている親子について、警察などは、小型の無人機・ドローンも使って人が立ち入りにくい沢や尾根を中心に行方を捜しています。
遭難したと見られているのは、新潟市北区の会社員、渋谷甲哉さん(37)と長男で小学1年生の空くん(6)で、今月5日、阿賀野市の五頭連峰に登山に出かけましたが、翌6日の朝、家族に電話があったのを最後に連絡が取れなくなっています。
警察などは、10日も早朝からおよそ40人の態勢で親子の行方を捜しています。
また10日は、新潟県から要請を受けた企業の担当者が3種類のドローンを担いで山に入りました。松平山の山頂付近に到着して、天候に問題がなければ、人が立ち入りにくい沢や尾根などを中心にドローンを飛ばし、上空の映像から手がかりを捜すということです。
ドローンの運用に当たる「損害保険ジャパン日本興亜」の高橋良仁技術部長は、「ドローンの映像で、2人が通った形跡がないか調べます。2人のことを心配して待つ家族の役に立てるよう頑張ります」と話していました。
-- NHK NEWS WEB