携帯電話大手3社が9日から始めたスマートフォンの新しいメールサービスで、これまでに送受信したメールが消えてしまったという報告がソフトバンクの利用者から相次いでいます。アプリの更新や登録作業を途中でやめるとメールが消えるということで、注意を呼びかけています。
NTTドコモ、KDDI、それにソフトバンクの携帯大手3社は、急速に普及したメッセージアプリ「LINE」に対抗するため、「+メッセージ」と呼ばれる新しいSMS=ショートメールのサービスを共同で始めました。
ソフトバンクの利用者はメールアプリ「SoftBankメール」を更新することで使えるようにしていました。しかし、更新作業を自動で行うように設定している利用者の中に、知らないアプリが登録されたと不審に思い、アプリを誤って「アンインストール」する人などが相次ぎ、これまで送受信していたメールなどもすべて消えてしまったということです。
報告が相次いだため、ソフトバンクは誤って削除しないようにホームページで注意をよびかけるとともに、一時的にアプリの配信を停止しています。
ソフトバンクは「お客様にはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB