三重県に寄せられた意見や要望などを掲載する県のホームページに、外国人への差別的な意見が掲載されていて、県は指摘を受けて近く内容を非公開にするとともに今後、掲載の基準を検討することしています。
差別的な意見が掲載されていたのは、三重県の公式ホームページにある県への意見や要望を公開するコーナーです。
「日系企業を放火、略奪する民意の低い中国との交流は中止してほしい」などと差別的な意見が載っていて、「日中関係の状況を注視しながら、経済・文化などの交流を進めていきたい」などという県の回答も掲載しています。
また、在日の外国の人たちへの差別的な意見もあり、三重県は外部からの指摘を受けて近く差別的な意見を非公開にして今後、掲載の基準を検討することにしました。
三重県戦略企画部の田間文朗県民の声相談監は、「県の考えを伝える狙いだったが、差別的な意見を容認しているとも受け止められかねない。一方で、一部の意見を削除したり掲載しなかったりすることが適切なのか、判断が難しい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB