今月、新潟県阿賀野市の五頭連峰に登山に出かけたまま行方がわからなくなっている親子について、警察などは、11日、小型の無人機=ドローンを本格的に飛ばすなどして捜しましたが、今も見つかっていません。12日も行方を捜すことにしています。
新潟市北区の会社員、渋谷甲哉さん(37)と、長男で小学1年生の空くん(6)は、今月5日、新潟県阿賀野市の五頭連峰に登山に出かけたまま戻らず、行方がわからなくなっています。
警察や消防などは、11日もヘリコプターを出すなどおよそ40人の態勢で親子の行方を捜しましたが見つからず、午後6時にいったん中断しました。
松平山から山葵山にかけての、人が立ち入りにくい沢や尾根などでは、企業の協力を得てドローンを本格的に飛ばし、上空から詳しく調べましたが、手がかりは得られていないということです。
警察などは、12日も親子の行方を捜すことにしています。
親子の捜索活動をめぐっては、家族から捜索願が出されたおよそ9時間前に、家族から遭難の可能性について駐在所の警察官が連絡を受けていたことがわかり、新潟県警は「初動の遅れにつながり不適切だった」として謝罪しています。
-- NHK NEWS WEB