日本を訪れていた中国の李克強首相は、11日、北海道で日中両国の地方の代表者による会合に出席するなどしたあと、日本での4日間の公式訪問の日程を終え、帰国の途につきました。
今月8日から日本を訪れていた中国の李克強首相は、11日午前中、札幌市で開かれた日中両国の地方自治体の代表者による会合に出席し、「地方都市の交流拡大が、日中関係を新たな段階へと引き上げる原動力になる」とあいさつし、日中関係の発展に強い意欲を示しました。
このあと、李首相は、苫小牧市にあるトヨタ自動車の子会社を訪れ、開発中の自動運転技術を取り入れた電気自動車などを視察したほか、牧場や農園が整備された恵庭市のテーマパークにも立ち寄り、訪れた市民とことばを交わしていました。
11日の李首相の日程には安倍総理大臣が終始同行し、双方が日中関係の発展を着実に推し進めようとする姿勢を強くアピールした形となりました。
日本での4日間の公式訪問を終えた李首相は、11日午後2時すぎ、安倍総理大臣に見送られながら、特別機で、新千歳空港から北京に向けて帰国の途につきました。
-- NHK NEWS WEB