ベルギーに拠点を置き、世界有数のワインのコンクールとして知られる「ブリュッセル国際コンクール」に、新たに日本酒部門が設立され、初めての品評会が、ことし10月に日本の三重県で開かれることになりました。
これは、ベルギーに拠点を置く、「ブリュッセル国際コンクール」が、中国・北京で開いているコンクールに合わせて11日、記者会見して説明したものです。
それによりますと、「ブリュッセル国際コンクール」は、おととし日本で開かれたG7伊勢志摩サミットの晩さん会で日本酒がふるまわれ、好評を得たことなどをきっかけに新たに日本酒部門を設立することにしたということです。
そして、初めての品評会を、ことし10月11日から、三重県鳥羽市で開催するということで、およそ700本以上の日本酒が出品され、世界各地の35人の審査員が審査にあたる計画です。
記者会見した主催する企業のボードアン・アヴォー社長は、「日本酒は、世界のさまざまな酒の中でも独特の文化に裏打ちされた飲み物であり、それを扱うことを光栄に思う。日本酒が世界の市場とつながる懸け橋としての役割を果たしたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB