電源が入らなくなった古い携帯電話を再起動させ、写真やメールなど思い出のデータをよみがえらせるイベントが那覇市で始まりました。
このイベントは携帯電話大手のKDDIが無料で開き、那覇市の店舗には使われていない古い携帯電話を持った人たちが次々と訪れました。
携帯電話は長く放置しているとバッテリーの中の電気が完全になくなり、再起動するには専用の機器が必要だということです。
訪れた人たちは店舗で用意された機器に携帯電話をつないで待ち、再起動できる状態になると、子どもが小さかったころの写真などを画面に出して歓声を上げていました。
浦添市の40代の母親は、3年前に産んだ双子の赤ちゃんのころの写真を見て「子育てに追われて写真を整理していなかったので本当によかったです」と涙を流しながら喜んでいました。
イベントを開いたKDDIによりますと、水没や画面の破損などを除けば、およそ8割の確率でデータを取り出すことができ、どの会社の携帯電話でも再起動できるということです。
このイベントは13日まで、那覇市のパレットくもじにある「auNAHA」で正午から午後6時まで開かれています。
-- NHK NEWS WEB