日本円で1億円を超える出資を受けるために、世界中のベンチャー企業が、新しいビジネスのアイデアを競い合う大会がアメリカで開かれ、日本からも洗濯物を自動で折りたたむロボットを開発している企業が出場しました。
IT企業が多く集まるカリフォルニア州サンフランシスコで11日、世界中の起業家が新しいビジネスのアイデアを競う大会が開かれました。
大会には、28の国や地域の予選を勝ち抜いた企業が数百人の投資家らを前に、与えられた2分間でアイデアを披露しました。
このうち日本からは、洗濯物を自動で折りたたむロボットを開発している東京のベンチャー企業がどんな洗濯物かを見極める画像解析や布を折りたたむロボット工学の技術を使っていることを説明しました。
大会は、著名な投資家ら6人の審査員が選考した結果、血液をとらずに白血球を測定できる機器を開発しているアメリカの企業が優勝し、主催したシリコンバレーの投資会社から100万ドル(日本円でおよそ1億1000万円)の出資を受けることになりました。
日本代表のセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズの阪根信一社長は「日本発の技術で再び世界を席けんしたい。自分としてはやりきった気持ちだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB