新潟県阿賀野市の五頭連峰に登山に出かけたまま行方がわからなくなっている親子について、警察は捜索活動を始めて1週間となる13日、山岳遭難の救助訓練を積んでいる隊員を倍に増やして行方を捜しています。
新潟市北区の会社員、渋谷甲哉さん(37)と長男で小学1年生の空くん(6)は今月5日、新潟県阿賀野市の五頭連峰に登山に出かけたまま戻らず、行方がわからなくなっています。
警察は捜索活動を始めて1週間となる13日、山岳遭難の救助訓練を積んでいる隊員をこれまでの倍に増やし、親子が向かったと見られる松平山の登山道周辺で、ザイルなど専用の道具を使って急な斜面などを中心に親子を捜しています。
警察や消防などは「物音がした」という情報があった2つの沢などを12日に集中的に捜しましたが、手がかりは得られていません。
警察や消防などは、より多くの時間を捜索活動に充てることができるようにするため、ヘリコプターを出して隊員を山頂付近に直接降ろして、地上からの捜索活動に力を入れて手がかりを捜しています。
阿賀野警察署の須佐千尋地域課長は「なんとか見つけたい一心で捜索を続けています。少しでも情報があれば、ぜひ警察に連絡してほしいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB