東京証券取引所は、個人が中古品を売買するフリーマーケットアプリを運営する「メルカリ」が来月、株式を上場すると発表しました。上場時に想定される時価総額は3000億円余りで、ことし最大規模の株式上場になる見込みです。
発表によりますと、東京証券取引所はフリマアプリ大手「メルカリ」の株式の上場を14日承認し、来月19日にベンチャー企業向けのマザーズ市場で売り出されることになりました。
上場時に想定される時価総額は3000億円余りで、ことし最大規模の株式上場になる見通しです。
5年前に創業した「メルカリ」は、個人どうしが中古品を売買するフリーマーケットアプリをいち早く手がけ成長を続けてきました。
メルカリのサイトに現金など不適切な出品が相次いだため、審査が長引いていましたが、会社側が出品者の本人確認を強化する対策などを進めたことから上場が認められました。
時価総額が1000億円規模にのぼる未上場のベンチャー企業は数が少なく珍しいことから「ユニコーン企業」と呼ばれ、「メルカリ」は日本を代表するユニコーン企業の1つとして、投資家の関心を集めてきました。
メルカリは、上場で集めた資金を国内外での広告費などに充て、事業の一層の拡大を図ることにしています。
-- NHK NEWS WEB