14日午後、千葉県四街道市の工場の建設現場で組み合わせた合わせておよそ1トンの鉄骨をクレーンで引き起こそうとしたところ、突然、倒れ、作業に当たっていた男性1人が死亡し、もう1人の男性がけがをしました。
14日午後3時半すぎ、千葉県四街道市小名木にある建材メーカーの敷地内で、新しい工場を建てるために組み合わせた鉄骨をクレーンで引き起こす作業をしていたところ突然、倒れました。
この事故で、作業に当たっていた東京・江戸川区の会社員、高橋昭市郎さん(56)が鉄骨の下敷きになって死亡しました。
また39歳の男性が全身を強く打ってけがをして病院に運ばれ、手当てを受けています。命に別状はないということです。
警察によりますと、倒れた鉄骨は合わせて1トンほどの重さがあったということで、これまでの調べで鉄骨の一部にかかっていたクレーンのフックの部分が破損した疑いがあるということです。
工事を行っていた大阪市に本社のある建設会社・森組は「あってはならない事故で、被害に遭った人には大変申し訳なく思っています。事故の原因を詳しく調べ、再発防止を図りたい」と話しています。
警察は、作業の進め方や安全管理に問題がなかったかなど当時の状況を詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB