豊洲市場に整備される予定の観光施設をめぐり、東京都と施設の運営会社の間で条件面などの折り合いがつかず整備のめどが立っていないことについて、地元、江東区の山崎区長は、双方が譲り合って早期に解決してほしいという考えを示しました。
豊洲市場の敷地内に整備される予定の観光施設、「千客万来施設」をめぐっては、施設の運営会社「万葉倶楽部」が、小池知事による市場移転の基本方針を受け、築地市場の跡地に同じような観光拠点ができることに難色を示すなどしていて、整備のめどがたっていません。
これについて豊洲市場の地元、江東区の山崎孝明区長は、14日開かれた記者会見で「東京都も業者もともに譲り合っていかないと事は進んでいかない」と述べました。そのうえで、「小池知事には『スピード感を持って解決にあたることが大切だ』と伝えた」と述べ、双方が譲り合って早期に解決してほしいという考えを示しました。
この問題をめぐって、東京都の小池知事は今月1日、運営会社を直接訪問して会社側と協議しましたが、条件面で折り合わず、結論は出ていません。
-- NHK NEWS WEB