中国最大手の旅行予約サイト、「シートリップ・ドット・コム」が、日本市場に本格参入することになりました。
これは「シートリップ・ドット・コム」のジェーン・スンCEOが15日、東京都内で記者会見して明らかにしました。
この会社は、ことしから日本人向けの旅行予約サイトを設けていますが、来月からはクレジットカードを発行して新たなサービスを開始するということです。
新たなカードは、中国の「銀聯国際」や三井住友カードと提携して発行し、カードを利用すればホテルを割安で予約することや提携施設で優待サービスを受けることができるとしています。
会社側は、カードを発行した新たなサービスを開始することで、日本市場に本格参入し海外旅行者の取り込みを目指すということです。
ジェーン・スンCEOは記者団に対し、「このサービスに加えて、航空券やレンタカーの手配など幅広いサービスを展開することで、日本でのシェアを広げていきたい」と述べました。
日本の旅行市場では、このところアメリカの「エクスペディア」やオランダの「ブッキング・ドットコム」など海外の旅行予約サイトがシェアを拡大していて、今後、競争が一段と激しくなりそうです。
-- NHK NEWS WEB