NTTドコモは、自社で運営するポイントを利用者が投資に利用できる新たなサービスを始めました。国内の携帯電話の市場が頭打ちになる中、ポイントの使いみちを広げ利用者の囲い込みにつなげたい狙いです。
新たなサービスは、NTTドコモが携帯電話の料金の支払いなどに応じて利用者に付与している「dポイント」を投資に活用するものです。
利用者はスマートフォンのアプリで、自分の持っているポイントを100ポイントから運用することができます。
リスクや期待できる利回りが異なる2つのコースが用意されていて、ポイントは投資信託に連動して自動的に運用され、アプリ上で24時間いつでも運用状況を確認したり、ポイントを引き出したりすることができるということです。
こうしたサービスは大手携帯電話会社としては初めてで、携帯電話市場が頭打ちとなり格安スマホ事業者も含めた競争が激しくなる中、ポイントの使いみちを広げることで利用者の囲い込みにつなげたい狙いがあります。
NTTドコモの吉澤和弘社長は記者会見で「携帯回線契約ではなく、ポイント制度を中心にして利用者を広げていきたい」とと述べました。
-- NHK NEWS WEB