新潟市の小学生の女の子が殺害されＪＲの線路に遺棄された事件で、遺体を遺棄した疑いなどで逮捕された男の供述などから、女の子が連れ去られたと見られる現場は、女の子の自宅から直線距離で１３０メートルほどの場所の可能性があることが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、連れ去られた現場の特定を急ぐことにしています。
新潟市西区の会社員、小林遼容疑者（２３）は、今月７日の夜、自宅に近いＪＲ越後線の線路内に、近くに住む小学２年生、大桃珠生さん（７）の遺体を遺棄した疑いなどで逮捕されました。
事件当日、女の子の自宅から直線距離で１３０メートルほどの場所で、大きな物音を聞いた住民がいたことなどから、警察は女の子が連れ去られた現場の可能性があると見て調べていました。
その後の調べで、逮捕された小林容疑者が「車で女の子にぶつかって泣かれたのでパニックになり、車に乗せた」と供述し、その現場が住民が大きな物音を聞いた場所と同じだったことがわかったということです。
女の子の体には車にぶつかったような痕はなかったということですが、小林容疑者が「女の子を車に乗せた」と供述していることから、警察は、女の子が連れ去られたと見られる現場は、自宅から直線距離で１３０メートルほどの場所の可能性があると見て特定を急いでいます。
-- NHK NEWS WEB
