来年4月に民営化される福岡空港の運営は、国土交通省の審査の結果、西鉄や九州電力などで作る企業グループが担う見通しになりました。
福岡空港は、来年4月に空港ビルと滑走路の運営を一体にして民間に委託される計画で、国土交通省が手続きを進めてきました。
5つの企業グループが入札に参加しましたが、国土交通省は審査の結果、地元の西鉄や九州電力などで作る「福岡エアポートホールディングス」と「三菱商事」、それにシンガポールのチャンギ国際空港の運営会社などで作る企業グループに優先交渉権を与えました。
これによって、空港の運営を担う企業グループが事実上決まりました。
国土交通省によりますと、地元の企業グループの提案は、空港までの移動や国際線と国内線ターミナルの間の移動を便利にする工夫があるほか、北九州空港との連携策も盛り込まれているということです。
国土交通省は地元の企業グループと来月に基本協定を結んだうえで、8月に正式に契約を締結することにしています。
-- NHK NEWS WEB