日本酒の出来栄えを競う「全国新酒鑑評会」の結果が発表され、福島県の酒は特に優れた酒に贈られる「金賞」を19の銘柄が受賞しました。福島県は「金賞」の受賞数では6年連続の日本一です。
「全国新酒鑑評会」は、全国の酒造会社で作られた新酒の品質を評価するため毎年この時期に行われていて、ことしは全国から850点が出品されました。
鑑評会を開いた酒類総合研究所は17日、ホームページで結果を発表し、福島県は兵庫県と並んで19の銘柄の酒が特に優れたものに贈られる「金賞」を受賞しました。
これで福島県は「金賞」の受賞数では史上初となる6年連続の日本一となりました。
福島県観光交流局の宮村安治局長は「すばらしい快挙だ。震災直後からずっと1位を取り続けてきたことで、苦しい時期にも元気をもらった。これからも県産品のアピールに力を入れたい」と話していました。
原発事故の風評払拭(ふっしょく)に取り組む福島県にとって、国内外で高い評価を得ている日本酒は復興と食品の安全性などをPRするけん引力にもなっていて、今後、さらなる効果が期待されます。
-- NHK NEWS WEB