天皇陛下の退位に伴って元号を改める「改元」をめぐって、政府は、皇太子さまが即位される来年5月1日の少なくとも1か月前に「平成」に代わる新たな元号を公表することを想定して準備を進める方針を決めました。
天皇陛下の退位にともなって元号を改める改元をめぐって、政府は17日、すべての府省庁の官房長らが出席する連絡会議を内閣府で開き、税や社会保障などの行政システムを改修するには1か月程度の期間が必要だ、という報告がなされました。
これを受けて新元号の公表時期について、国民生活に影響が出ないよう、皇太子さまが即位される来年5月1日の少なくとも1か月前とすることを想定して準備を進める方針を決めました。
また、改元までにシステムの改修が終えられないものが出てきた場合には、新元号を使い始める時期を事前に決めておくほか、「平成」の表記が残る証明書などには訂正印を押すなどして対応することを申し合わせました。
さらに、地方自治体や民間企業にも、足並みをそろえて1か月前の公表を想定して準備を進めるよう要請することなども確認しました。
-- NHK NEWS WEB