京都の嵐山にある観光客に人気の高い竹林で、およそ100本の竹に文字のような傷が刻まれているのが見つかり、管理する市は外国語を含む張り紙をしてやめるよう呼びかけています。
京都市右京区の嵐山にある「竹林の散策路」は3年前から無料で開放され、数千本の竹を見ることができることから観光客の人気を集めています。
一方で京都市によりますと、ことしの2月ごろから竹の表面に先端が硬くとがったもので刻んだと見られる、アルファベットや漢字などの文字のような傷が目立つようになったということです。被害は先月から急激に増え、これまでにおよそ100本で確認されています。
市は外国語を含む張り紙をして、やめるよう呼びかけるとともに、竹を保護する柵の高さを上げるなど対策を検討することにしています。
管理を委託されている会社の鈴木貴之副課長は「竹は根っこでつながっているので、一本が傷つくとほかにも影響が出る。大きく傷ついた竹は切って処分するしかないのでやめてほしい」と話しています。
訪れた女性は「すごくきれいなのに残念です。みんなが京都を大事にしてほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB