人手不足を補うため元気なシニア世代に働いてもらおうと、コンビニ大手各社はシニアにも使いやすい新型のレジを導入するなどして、採用を加速させています。
このうち業界最大手のセブン−イレブン・ジャパンは、モニター画面に表示される文字をこれまでの1.2倍に大きくするなどして、シニア世代でも扱いやすくした新型のレジを先月までに全国に配備しました。
18日は東京・港区で、レジなどの仕事を体験する講習会が開かれ、コンビニで働くことを考えている56歳から70歳までの11人が参加しました。
新型のレジは宅配便の受け付けなど複雑な作業では、モニターに表示される指示に沿えば、マニュアルを覚えなくても対応できるように工夫されています。
参加者のうち、勤めていた会社を去年、定年退職したという66歳の男性は「コンビニのレジはもう少し難しいと思っていたが、意外とスムーズに操作できた。健康なうちは働きたいので、70歳くらいまでバリバリ仕事していきたい」と話していました。
このほか、人手不足が深刻化する中、ファミリーマートやローソンもシニア世代や外国人留学生でも使いやすいよう改良した新型のレジの導入を進めています。
-- NHK NEWS WEB