新潟市の女の子が殺害され線路に遺棄された事件で、逮捕された男は女の子を車にのせたまま、住宅街から離れて日本海に向かう道を走ったり、海沿いの公園の駐車場に駐車したりしていた疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかりました。女の子は車の中で殺害されたとみられ、警察は立ち寄り先の中に殺害現場がないかなど調べています。
新潟市西区の会社員、小林遼容疑者(23)は、今月7日、自宅近くのJR越後線の線路内に近くに住む小学2年生、大桃珠生さん(7歳)の遺体を遺棄した疑いなどで逮捕されました。
これまでの調べで、小林容疑者は「遺体を車に乗せたままあちこち移動し、線路に遺棄した」と容疑を認めたうえで、車の中で殺害したという趣旨の供述をしているということです。
その後の調べで、小林容疑者は女の子を車に乗せたまま住宅街から離れて日本海に向かう道を走ったり、海沿いの公園の駐車場に駐車したりしていた疑いがあることが捜査関係者への取材でわかりました。
海に向かう道沿いの防犯カメラには、事件当日の午後3時半ごろに、黒っぽい色で特別仕様の白いナンバーの軽乗用車が海に向かって走っているのが写っていて、警察が解析を進めています。
警察は小林容疑者の立ち寄り先の中に、殺害現場や持ち去られたとみられる女の子のピンク色の傘が捨てられていないか、調べています。
-- NHK NEWS WEB