新潟市の女の子が殺害され線路に遺棄された事件で、近所に住む男が逮捕されてからこれまでの捜査では、下校途中の女の子を車で連れ去って殺害し、7時間にわたって車にのせて移動したあと線路に遺棄したとみられることが分かってきました。一方、どのように女の子を車に連れ込んだのかや殺害現場は分かっておらず警察が捜査しています。
新潟市西区の会社員、小林遼容疑者(23)は、今月7日、自宅近くのJR越後線の線路内に近くに住む小学2年生、大桃珠生さん(7歳)の遺体を遺棄したなどとして逮捕されました。
逮捕から5日間のこれまでの捜査では、小林容疑者が下校途中の大桃さんを車で連れ去って殺害し、7時間にわたって車にのせて移動したあと、線路に遺棄したと見られることが分かってきました。警察は現場付近を中心に防犯カメラやドライブレコーダーの映像を集めて分析してきました。
一方、解明されていない点もあります。小林容疑者は連れ去った際の状況について「車で女の子にぶつかって、泣かれたのでパニックになり、車に乗せた」と供述していますが、女の子の体には車にぶつかったような明確な痕は見つかっておらず、どのように車に連れ込んだのか分かっていません。
車の中で殺害したという趣旨の供述もしていますが、どこで殺害したのかなど、詳しい状況は分かっておらず、警察は、さらに詳しく調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB