是枝裕和監督の映画「万引き家族」が、カンヌ映画祭で最優秀賞のパルムドールに選ばれたことを受けて、20日夜、主演のリリー・フランキーさんがビデオで喜びのコメントを発表しました。
この中でリリー・フランキーさんは「本当に監督にいち早く直接お祝いを言いたいです」と話し是枝監督を祝福しました。
そして「万引き家族」がパルムドールに選ばれたことについて、「カンヌでのメディアの評判や、実際にスタンディングオベーションを受けたときの拍手の質や表情で、すごく手応えがありました。実際に選ばれたことがわかった瞬間は感動してじんましんが出ました。朝から仕事だったのでお酒を飲まないようにしようと思っていたんですけど決まった瞬間にビールを飲みまくりました」と喜びを語りました。
また、是枝監督の演出については、「こう撮ると決めたとおりにやるのではなく、そこにいる空気や人を大切に物語を作っていく監督だと思います。いつもみんなを観察していてその人の持っている最大限のものを引き出すような作り方をすると思います。映画監督でなくても会社の上司だったらすごくよいチームワークで仕事ができる雰囲気を作ると思います」と話していました。
-- NHK NEWS WEB