大手スーパーのユニーは、不振が続く総合スーパーの立て直しを図るため、海外の店舗運営から撤退することになりました。
ユニーは現在、香港で「アピタ」「ピアゴ」などの名前で4店舗を運営していますが、関係者によりますと、店舗を運営している会社の株式を現地の企業にすべて売却し、海外の店舗運営から撤退するということです。
また、売り上げが低迷している国内で婦人服などを販売する子会社についても、今月末までに、すべての株式を別会社に売却することを決めました。
これによって、衣料品をスーパーなどの専門店で販売する事業からは撤退することになりました。2つの事業の売却で得た資金は、国内の既存店舗の改装などに充てられる予定です。
ユニーは、ディスカウントストアのドン・キホーテと組んで日用品や雑貨の販売に強みを持つドンキ流の新たな店作りも進めていて、不振が続く総合スーパー事業の立て直しを加速させることにしています。
-- NHK NEWS WEB