1日、富士山の山梨県側で登山中に滑落し、倒れているのが見つかった神奈川県の37歳の男性が死亡しました。現場近くでは、さらに男性1人の行方がわからなくなっていて、警察が捜索を続けています。
1日午後1時半ごろ、富士山の山梨県側の8合目付近で男性が滑落したという通報があり、警察の捜索で、男性は6合目付近の沢で心肺停止の状態で倒れているのが見つかりましたが、頭などを強く打っていて、その後、死亡しました。
警察によりますと、この男性は神奈川県海老名市の会社員、水谷忠英さん(37)で、先月31日の昼ごろ、家族と一緒に5合目にある山小屋に到着して1泊したあと、1人で山頂に向かったということです。
付近の登山道は雪や氷に覆われた状態になっているということで、警察は、水谷さんが滑落したものと見て、状況などを調べています。
また、水谷さんが滑落するのを目撃し、警察に通報した神奈川県の40代の男性も、その後、滑落して行方がわからなくなっていて、警察は2日朝から捜索を続けています。
-- NHK NEWS WEB